群れ鮎VS縄張り鮎


 海から遡上してきた仲間たちがそのまま仲良しでいたり、渇水で居場所が少なくなると群れてしまいます。上の縄張り鮎と比べてまったり、のんびり、草食系(元々苔しか食べないので草食ですが)です。 囮を入れても逃げてしまったりでなかなか釣れません。そもそも橋の上から見える魚は鮎に限らず釣れないものですが・・・。

 普通の鮎たちは河川の大小、魚影の濃さにもよりますが1m四方位からの縄張りを持ち、石についた苔を独り占めしようとします。この女川という川は密度も濃いので1m位ですが球磨川など3,4m四方を縄張りを持っている兵もいます。頭の出ている石の右側でシャキシャキ動いている輩が縄張り鮎。ほぼ一日中四方からの侵入者に体当たり攻撃で追い出そうとしています。怒って黄色くなり頬から胸の追星もくっきりのはずです。ここに囮が上手く入ると体当たりしてきて囮の尻尾の先についた針に掛ってしまいあえなく釣られてしまいます。筆頭鮎が居なくなると近所からより良い石を求めて来た次の鮎が新しい家主となります。


撮影 @新潟県女川 by Daihyo